昨今、悪質な業者の手口はますます巧妙化し、見抜くのが難しくなっています。またリフォーム市場の拡大により、様々な形態をとる業者が増えたため、自分にあった業者を見極めるのが難しい状況にあります。

リフォームは住みながら工事をするため、担当者と性格が合うかどうかも、工事をスムーズに進めるためには大事なポイントです。

ここでは大手リフォーム専門店と小さい工務店の違いをお伝えしていきますので参考にしてみてください。

 

【大手リフォーム専門店】

大きなリフォーム会社の良いところは、工事や顧客管理がシステム化されているところでしょう。

点検等のアフターメンテナンスもコンピューターで管理されていますし、過去に工事した内容や図面がきちんと保存されているので安心です。

これらは会社によって進み具合が違いますが、システム的には、大手ハウスメーカーやゼネコンなど建築会社がやっているリフォーム会社が一歩進んでいるようです。 またレベルの高いデザイン・プランニング、工事中の近所への配慮、工事期間の管理、工事完了後の検査など、しっかりとしたサービスを受けることができ、お任せ工事ができます。

もちろんこれらのトータルなマネージメントをしてもらうには、経費が必要ですから、その分値段も高くなります。 また大きな会社ですから、付く担当者・工事業者もたくさんいます。技術の平準化がされているとは言え、当たり外れが有ることも否めないでしょう。

【小さい工務店】

小さい工務店は、大きなところのようなシステム化はまだされていないところが多いのですが、昔ながらの気心の知れた業者さんとのお付き合いができます。 担当者を通してでなく、直接職人さんとの打ち合わせができたりしますので、細かい部分を自分で見ていきたい人には良いでしょう。 また、小さい工務店でもサービスやメンテナンスに力を入れてきています。

ただ、デザイン・プラン面、最新設備の情報などで、大手に比べて古い場合もありますので、自分で調べたり意見をはっきり伝えることが必要です。 また大手と比べ経費が安いので、その分安く工事することができます。良い職人さんに出会えれば一生のお付き合いをすることもできるでしょう。

 

大切なことは、自分が何を重要視しているかです。値段なのか、プラン・デザインなのか、工事以外の部分のサービスをどこまで必要としているか等で、どちらを選ぶのか変わってくるでしょう。

他にそこで工事をした家があれば、そこを見せてもらうのも良いでしょう。そこの家の方の意見も参考になります。但し、成功例しか紹介してくれませんから、少し割り引いて聞いておいたほうが良いでしょう。

リフォーム会社を評価するポイントは人によって違います。先程もお伝えしたように大事なのは自分に合う業者かどうかということ。技術、費用、アフターサービス、デザイン、経験、事業規模などのバランスが、自分が求めるものと合致しているかを見極めることが肝心です。

例えば、工事中の毎日の掃除・後片付けは誰がするのか。アフターメンテナンスは誰がどういう形で行っているのか等、細かい事ですが自分が納得するまで確認することが大切です。

 

※注意するポイント

大幅な値引きの裏には何かある、ということを心にシッカリ留めておきましょう。建築工事は、適正価格で良質な工事をすることが結局は得をします。これは見本工事商法と呼ばれる手口です。悪質なリフォーム業者がよく使う手口をチェックしておきましょう。