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キッチンの床下収納を有効活用方法

床下収納は、戸建て住宅のキッチンや洗面所などの水まわりに設置されていることが多く、隠れた収納スペースとして便利です。しかし、ご自宅にあっても、何を入れるべきなのか分からず、上手に使いこなせていない方も多いのではないでしょうか?

今回は床下収納の種類や有効な使い方、メリット・デメリットなどを詳しくご紹介しますので、家の新築やリフォームで床下収納を設置するかどうか迷われている方は参考にされてください。

キッチン収納とは?

床下収納には、いくつかの種類があります。代表的な「蓋がはずれるタイプ」「扉のように開くタイプ」に加え、大容量の収納ができる「可動(スライド)タイプ」といった、新しいものも登場しています。

見える場所に棚を増やすことなく、収納場所として使うことができるので、特に保存するモノが多くなりがちなキッチンでは、上手に使えば非常に便利なスペースです。

 

キッチンに床下収納があるメリット・デメリット

床下収納のメリット

①収納スペースに場所を取らない!

もともと存在している床下空間を利用するため、その分、床上部分に棚やラックなどの収納スペースを追加で作る必要がありません。

面積が限られていながらも、モノが多くなりがちなキッチン。床下収納を活用できれば、より効率の良い空間になるでしょう。

②使用頻度の少ないもの&見せたくないものを隠せる。

「ワークトップや背面収納の上には置きたくない」「キッチンの引き出しに入れておくほど、頻繁に使わない」「収納棚ではガラス越しに見えてしまうからちょっと・・・」、そんなものはありませんか?

例えば、大容量の詰め替え用台所洗剤、スポンジやふきんのストック、年に1〜2回しか使わない季節ものの食器などです。

使う頻度が少ないアイテムや、人目に触れる場所に置くのは嫌だなと思うものの保管は、しっかりと隠せる床下収納が最適。

キッチンまわりをすっきりさせたい方や、キッチンのインテリアにこだわりがあり、派手なパッケージを好まない方は、床下収納を利用すると良いでしょう。

床下収納のデメリット

①出し入れしにくい

床下にあるということは、出し入れする際に、かがんだり膝をついたりしなければならないということです。

床下収納に、毎日使うものや、重たいものを収納するのはNG。体に負担がかかるだけでなく、日々のキッチン作業が億劫になってしまいます。

また、小さなつまみで開け閉めするタイプが多いので、うっかり指を滑らせると、勢いよく蓋が閉じてしまうこともあります。手をはさんで怪我をする危険があるため、十分気をつけましょう。

 

②縁で段差ができる

床穴と蓋の部分を囲う縁で、どうしても段差ができてしまう床下収納。

さらに、床下収納部分は、床の強度がやや低い場合もありますので、歩く時に若干の違和感があることも。

つまづくのが不安な高齢のご家族や、小さなお子様がいるご家庭は、キッチンマットを敷くなどして、対策をすると良いでしょう。

キッチンの床下収納を有効活用する方法

長期保存できる食品を収納する

床下収納は目につきづらい場所なので、賞味期限が短いものはあまり入れない方がいいでしょう。腐らずに長期保存できる、缶詰・瓶詰・ペットボトルの飲料・乾物などをしまうのがおすすめです。腐りにくい芋類や玉ねぎなどの野菜も床下収納で保管できますが、入れていることを忘れないように気をつけましょう。
また、防災用グッズを入れておくのにも適しています。非常食や避難グッズなどを一つのボックスや袋にまとめておくと、いざという時にまとめて取り出すことができますよ。

普段使わない調理家電を収納する

年に数回しか使わないホットプレート・たこ焼きメーカー・非常用のカセットコンロなどの調理家電も、床下収納へしまうのに向いています。とくにかき氷機や土鍋などは、特定の季節にしか使わないので、オフシーズンは床下収納に入れておくとよいでしょう。
このような調理家電はかさばるため、キッチンのキャビネットや背面収納に入れると場所をとってしまいます。見えない床下収納をうまく活用することで、キッチンがすっきりと片付いて見えますよ。

使用頻度の低い食器を収納する

来客時のみ使うカップ&ソーサーや大皿、お正月のおせちに使う重箱、家族が集まった時に使う寿司桶なども、普段使いの食器といっしょにカップボードに入れておくと邪魔になりがち。たまにしか使わない物は、床下収納に入れてしまいましょう。
食器類は衛生的に保管したいので、ほこりがかぶらないように布でくるむ等の対策を。重量のある物は、持ち手のついている収納や箱に入れて収納すると取り出しやすくなります。

洗剤やシャンプーなどのストックを収納する

床下収納はこまめにチェックしないので、食品は腐らせそうで入れるのが怖いという方もいますよね。そんな場合は、洗剤・シャンプー・キッチンペーパー・トイレットペーパー・ティッシュなど日用品のストックを入れてはいかがでしょうか。
床下収納は屈んで取り出すため、とくに紙類などの軽い物を入れるのにおすすめ。キッチンや洗面台がすっきりと片付きます。

季節物やかさばるインテリアを収納する

クリスマスに使うテーブルクロスやちょっとした飾りやパーティーグッズなど、決まった時期にしか使わない季節物は、使用頻度が低いので床下収納に入れるのがおすすめ。行事ごとにまとめて収納しておくと、出番がきたときにさっと取り出せて便利です。

 

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